人権意識

 

 

日曜に大阪で、道端で売ってるTHE BIG ISSUEを見つけて買ったのだが。

 

これ

 

「私の隣人、人権はどこに」という記事。

日本にいる外国人の話で、コロナ人災の影響もあり在留資格有無にかかわらず困窮する人が増えてるそうで。

 

入管施設の対応の問題、就労ができない・保険に入れない等の制度の問題、

収容するか仮放免するかの判断基準の曖昧さ・・・などなど、いろいろ問題があるらしい。

 

記事を読んで、どこもかしこも、いい加減で愛がないんだなーと、絶望は深まるばかり。

日本の人権意識の低さ。日本って先進国って顔してるけど、中身は野蛮で幼稚なんだな、と。

 

これはコロ騒ぎでも感じたこと。この国の政治は、人々の生活や健康に目を向けず、

誰が苦しもうと何が失われようと構わず、根拠不明ないい加減な対策を続けるろくでもないもの。

そして、多くの国民はそこに疑問も持たず、おかみに従う。そして、それが「世間」となる。

 

その縮小版が、日本のあらゆるところ、官庁とか自治体とか業界で起こっているんだな。これまでも起こっていたんだなー。

 

一人ひとりが社会における自分の持ち場で、社会を少しでも良くしようと意識を持てば変わると思うけど、

マニュアルや慣例や権威に従って無難に仕事を片付けることにしか興味がないのかね。。

 

すごく腹が立つエピソード載っていた。

日本に滞在する外国人で保険に加入できない人も多くいるらしく、彼らは全て自己負担。

さらに、無保険の外国人に対し、200%、300%の医療費を請求する病院がある、と。

「手術しないと命に関わる」と言いながら、自己負担100%のお金を用意しても入院を断り、2倍の金を要求する国立病院があったそうな。

無保険の外国人だから2倍と言うのは差別だ、と抗議したら苦笑され追い返されたそうで。

厚労省に是正を求めても「自由診療だから介入できない」んですって。

 

なんと悲しい国なのでしょう。

「思いやり」だの「命を守る」だの言ってる国の本性。

 

コロナ騒ぎでも、自粛やマスクやワクチンを、根拠や必要性も曖昧なまま、世間の空気が強制した。

国民一人一人が冷たくて、他人の権利、人権、自由などどうでもいいからそうなる。

いつ自分に返ってくるかもわからないのにね。自分は大丈夫、という平和ボケか。