宮坂昌之氏の新書を読了。違うんだよなあ。 | ゴー宣ネット道場
↑よしりんが宮坂氏という大学教授(?)のコロナワクチン本を読んだ、と。
宮坂氏といえば、宮沢先生をエセ呼ばわりしてた学者(怒)
他人をそんなふうに貶める人間の話など聞きたくない😠と思ってたが、
でも、よしりんが読んだと言うので。
よしりんの話を聞くにあたり読んどいたほうがいいかと思って読んだ。
コロナワクチンは騒ぎを余計に混乱させる、本当に深刻な問題だと思うので憂鬱だったが。
本に書いてある免疫やワクチンの話自体は、これまでになんとなく聞いたことがある話だったけど、
私が聞いて参考にしてきた医者や学者とは、見方が違うなーと思った。
そもそも新コロナについて、
よしりん:インフル以下!
宮沢先生:データを見ればインフル以下ですねー
宮沢先生:コロナは既知すぎるほど既知。
井上先生:感染力が増した風邪、でも日本人は免疫訓練の積み重ねあり
大木先生:インフル並、5類へ!
木村もりよ先生:新しいタイプの風邪、5類へ!
長尾先生:たいした病気じゃない、5類へ!
萬田先生:新型ウイルスなんて毎年出てるよ?技術の進歩で調べられるようになって、初めて大規模に風邪を調査してるだけ
・・・というのを日々聞いて育ってるから♪
(上記の方々の主張は、全部が全部同じわけではないが)
これまでのコロナ死者数、その平均年齢、今まで肺炎死とされてた一部がコロナ死になっているというデータ、
周りでバタバタ人が倒れてないこと・・・などを考えると、
上記の方々が言うように、確かにそれほどの脅威ではないと納得できるのだが。
重症の大変な人ばかりをテレビは取り上げるからすっかり特別なウイルスのようになってるけど、
軽症で済んだ人のほうがはるかにたくさんいるはずなのに!!
宮坂氏もこの本の中で、「新コロナは致死率の高いSARSやMARSの近親のウイルス」みたいな見出しで特別感を出して。
でも中身を読むと「致死率はそれほど高くない、でも高齢者には危ないウイルス」だと。
で、「潜伏期間」「無症状」「インターフェロンが出ない」「後遺症」等を挙げて、新コロナがやっかいであると指摘。
そういう特性はあっても、最終的に健康被害が他の病気と比べて大きいわけじゃないんだから騒がなくてよくない?と思うのだが。
肺炎球菌は高齢者の致死率19%らしいが社会に許容され、インフルだって子供が亡くなってるけど社会に許容されてる。
それらと比べて決して大きいと言えない新コロナの脅威を許容できないのはなぜ?・・・って話で♪
(日本では子供のコロナ死はゼロ、海外でも子供のリスクは低いという話あり)
そしてこの本では後遺症について「ある調査」を引用してやっかいだと言ってるけど、それがアメリカの調査のようで。
日本とアメリカでは、このウイルスによって起こる現象が違うでしょーと思うんだけど。
そして「後遺症」と聞くたびに疑問なのが、ほんとに新コロナに特別なものなのか、コロナ起因なのか、ということ。
あと、「マスクや三密回避でインフルが激減したのに、減らない新コロナの感染力はすごい」というようなことを言ってて。
インフルは2019年12月からがくっと減り始めているのだが、その頃、特別な感染対策なんてやってないでしょー。
・・・という感じで色々疑問はあるが、
この、「新コロナは特別」という前提だと「ワクチン打たなきゃ!」ってなるのでしょう。
だけど私としてはこの前提が疑問だから、どんな話を聞こうとワクチンの必要性が全く理解できないです。
とにかく、「ワクチン打つべし!」という内容の本だったなー😓
「副反応もあるためリスクとベネフィットをよく考えて各自で判断」みたいなことも度々言いつつ、
「高い有効率をデータが示してる」「効率的に抗体を作れる」「変異にも対応」
「自然感染ではリスクが高い」「社会のために大勢が打つことが大事」(←出た同調圧力)
「ただ乗りはおすすめしない」「打たない選択肢はない」などなど・・・ワクチン激推し。
「多くの日本人にはワクチン接種のリスクより利益が大きい」って宮坂氏は言うのだけど。
それはよくわからないなー。
日本人や東アジアでは、これまでの従来コロナの感染で免疫が鍛えられてて
新コロナに耐性があるから被害も少ないと考えられる点にはこの本では全く触れられてない。
明らかに欧米の様子とは違うのに、ワクチンの必要性(しかも緊急承認)は同じなのか?
あと、「子供は色々なワクチン接種を受けてるから自然免疫が強くなっててあらゆる感染症に強い、だからコロナにも強いのだろう。
インフルについては、獲得免疫がないから大人より弱いのだろう」って言ってて・・・矛盾していない?
新コロナだって獲得免疫がないのは同じでしょー。でもインフルでは子供の死者も出るけどコロナでは出てない。
シンプルに、新コロナが弱いってだけのことではないのかな??
あとよくわからなかったのが、
「ウイルスが変異して細胞が認識する目印が多少変わっても、他に多くの目印があるからワクチンは効く」と言いつつ
「ワクチンに含まれる遺伝情報はごく一部(スパイクたんぱく質)だから、体の中でウイルス全体を作るわけではないから大丈夫」と。
・・・なんか矛盾してない?ワクチンでできるタンパクがウイルスの一部なら、免疫はその一部の情報しか認識しないんじゃなくて?
でもこの本では「ワクチンによる抗体のほうが自然感染より良い!」って言うんだけど、
普通に感染して目印をまるまる認識させたほうがいいんではと素人としては思うんだが。。(重症リスクが低いなら)
難しくてよくわからないから、宮沢先生に教えてもらいたい❤️
そういえば宮沢先生がyoutubeで、ウイルスのいろんな箇所がどうこう・・・って話をしてたような気もする。復習しよう。
あと、宮沢先生のワクチンに関する発言を批判してて。
「ワクチンの成分が身体に拡散されて行った先の臓器でスパイクたんぱくができたら、そこが免疫に攻撃されてしまうかもしれない。
卵巣にもたまるというデータがある、不妊にはならないとしても炎症くらいはあるかもしれない、
48時間のデータしかないので、もっと調べてみたい」という旨の話をよしりんのイベントで宮沢先生がしてて。
宮坂氏は「ワクチンで感染が起こるわけではないので、細胞が抗原提示しない、宮沢氏はわかってない」と批判してるのだが。
よくわかんないけど、宮沢先生は「ほんとに免疫は、ウイルスと間違えないの?」というのを心配してるんじゃなくて?
なにせ、ひとに実用するのは初めてのワクチンだから♪
宮坂氏はこの本の別のところでも「ワクチンはリンパ管に取り込まれる、
他の細胞でスパイクタンパクを作ることはない、他の細胞へ行ったとしてもmRNAは2日で分解される」
として自分の細胞が攻撃されることは「ありえない」と言ってるけど。
2日で分解するっていうか、2日しかデータをとってないって話では。このお医者もそう言ってる。↓
そしてこのお医者も宮沢先生と同じようなことを心配してる↓
河野太郎さんの「ワクチンデマについて」について - YouTube
あと、テレビでワクチンの感染予防効果に疑問を呈した宮沢先生の発言:
「感染は粘膜から起こるんだから、筋肉注射のワクチンで体内にできた抗体では感染予防できないでしょ」・・・についても批判してて。
これは当時ツイッターでもどこかの医者が批判してきて、でも誰か詳しい人が、
「宮沢先生の言ってることは間違ってない」って言ってた気がするけどな。
免疫の勉強がてら、検証します。奥が深すぎて私には無理だとは思うが!
とにかく宮坂氏は、ワクチンのリスクについて、「こういう仕組みだからその可能性はない」とか
「これまでで問題が起こったケースはなく安全というデータがある」とか言うばっかり。
でもそのデータって、普通は長い年月をかけてやる治験をめっちゃ短くしてのデータでしょ。
わからないこともあるから、もっと調べたいっていうのが宮沢先生たちの考え方ですよね。
森田先生も言ってたけど「理論上は安全でも、実際に使ったら想定しないことが起こる可能性もある」と。
宮沢先生も、「あるかもしれないし、ないかもしれないし、わからないんですよー」ってよく言ってる。
井上先生は「医者は、患者に不利益をもたらす可能性があるものはすすめないのが大前提」と。
こういう慎重な専門家の見解と、日本人でのコロナ被害が小さいことを考え合わせると、
普通は「ワクチンをみんなして早く打たなきゃ!」とはならない気がしますけど。
それに宮坂氏は、ワクチンについてはデータがある!と言うくせに、
コロナ被害のデータや、ほかの病気との比較はまるで無視してて、偏っていると感じる。
接種後の死者が多く出てることについては、「接種に関わらず、毎日人は死んでる」と言う。
それを言うなら、コロナ死者だって充分にその範囲内と思うけど?
年をとれば、ウイルスとかがきっかけで肺炎になって亡くなってしまうことも多々ある。
ワクチンだなんだって騒ぐことじゃないのでは。
あと、
「皆がワクチンを打つと変異株が減るから、ワクチンを打って他の動物にうつる可能性のある変異株の誕生を阻止すべき」
「変異を繰り返す新型コロナは手強い、でも人間の叡智を結集すれば打ち負かされることはない」
とか宮坂氏は言ってるけど。。
生態系の中のウイルス、人間、その他の動物のバランス、
4種類のヒトコロナ同士のバランスなどなど、なんかよくわからないけど、
とても壮大な自然の営みが相手なのだと、そんな話を宮沢先生から聞いてる身としては
人間がウイルスを支配しコントロールしようなんて考えは傲慢としか。
あと、「変異を繰り返すから手強い」って言うけど、ウイルスってたいてい変異するものだと勉強したけど。そんなに大変なことなの?
今までのコロナだって日々変異してたのだろうし、こちら人間としては順々に曝露して、免疫を鍛えて行くしかないんだと思うけどな。
そして宮坂氏の言うコロナ対策とは、行動制限ありきで、
「行動制限しなくいいようにワクチンを!」という感じ。
ウイルス感染予防と「人が生きること」のバランスという視点が皆無。
よしりん:「文化や娯楽は不要不急ではない、人間が人間たる存在証明である。」
「人が働くのはお金のためだけじゃない、生きがいでもある」
宮沢先生:「(感染対策に神経質になりすぎず)もっと気楽に。僕らはなんの為に生きてるのかってこと。」
木村盛世先生:「ロックダウンなどの抑圧政策は、人と会うなどの幸福感を奪うもの」
・・・こういう、人が生きることを大前提とする、人間らしさを当たり前に考える方々のほうが共感できる。
宮坂というひとの主張には、ワクチン打たせたいだけ、という感想しかない。
そして、「やっぱワクチン打ったほうがいいのかな」という気持ちは全くわいてこなかった。
若者や、特に自分で判断できない子供たちに急いで打たせるのは、ほんとに疑問。
リスクやデメリット情報は封殺して、接種推進キャンペーンばかり盛り上げる今の世の中は異常事態と思う。